都築コンクリート工業の優れた技術
私たちは、RCセグメントの品質は強度と精度だけではないと考えます。製造後速やかにラップを掛けることで、納品までのストック時に発生する表面のひびや色むらを減少させる弊社独自の「TZKラップ養生」を実施。ラップ掛けによる封かん養生を行うことで適切な湿度コントロールを実現。十分な水和反応と乾燥収縮を最小限に抑える効果により、高い品質と美観を確保しています。
都築コンクリート工業では、脱型後のRCセグメントを完成検査後速やかに「TZKラップ養生(封かん養生)」を行います。完全硬化前のセグメントには、製造時に余剰水が含まれています。その水分がラップ内で、蒸発・結露・水滴のサイクルを繰り返すことにより、RCセグメントの吸放湿サイクルを繰り返し、水和反応の水分を供給し続ける仕組みです。
RCセグメントに使われるコンクリートの耐久性に大きな影響を与えるのが硬化時の水和率です。熱連成解析プログラムの分析によると、RCセグメントの耐久性に大きな影響を与えるのは、脱型後の養生方法です。弊社独自の「TZKラップ養生」を行うことにより、水中養生以上の水和反応が得られることが期待できます。
「TZKラップ養生」には優れたメリットがあります。大気中でのラップ内で水分量を一定水準に維持することで、長期間水和反応に必要な水分を補給。ラップで保護された内部は、硬化熱の影響により、水和反応を助けます。 一般的な暴露養生(気中養生)で現れる乾燥収縮ひずみによるひび割れや、金属部品などのさびの発生を大幅に抑えると共に、酸性雨に対しても表面の美観を保つことができます。